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慈光寺(じこうじ)は、栃木県矢板市にかつてあった真言宗の寺。矢板市の大字の上太田と川崎反町の二か所に存在したが、それぞれ現在は廃寺となっている。 == 上太田慈光寺 == 上太田の慈光寺は、山号を「小松山」、院名を「慶雲院」と言い、松ヶ嶺城の城主岡本氏の菩提寺として、15世紀末頃に松ヶ嶺城の南方、城の堀切を挟んだ尾根続きの山頂に築かれ、現在もその遺構が残る。城跡は、現在も寺地山、寺中山の名称で呼ばれ、小字名としても「上寺中」「下寺中」で名が残るが、この寺は慈光寺のことである。 しかし、岡本氏が城を移し、新たな菩提寺を創建すると、その新しい菩提寺は曹洞宗で、別宗派であったこともあり、旧菩提寺である慈光寺は急激に衰退し、1616年(元和2年)に廃寺となる。この時、寺の山門が、寺の北にある同宗派の寺である持宝院に移築され現存しており、現在は、矢板市指定の文化財として保護されている。 また、この周囲の土地には、慈光寺にあったであろう五輪塔や卵塔が散在している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「慈光寺 (矢板市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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